SF

January 30, 2007

原作である『暗闇のスキャナー』/"A Scanner Darkly"は、不世出のSF作家、フィリップ・K・ディックが書いた、半自伝的作品で、スクランブル・スーツなんていうSFっぽいガジェットはあれど、そんなのは、この作品を読むのに、あんま関係がない。
ドラッグに溺れる登場人物たちは、全員ディックの周辺にいた友人たち(あるいはディックその人)の姿が投影されていて、ディックは、自分の周りにあった、その生々しい現実を(そして、その現実に翻弄される愛しい友人たちの姿を)、忘れないように、記録しただけなんだと思う。

その生々しい記録に、僕なんか一発でK.O.されちゃったし、この映画の監督、リチャード・リンクレイターも、同じように、この小説が大好きなんだろうなあ、とは思う。
ただ、それは、よくよくわかるんだけども、あまりに愛が強すぎる所為で、とてつもなく内向きに作られてしまった不幸な映画。
たぶん、原作を読んだことがない人には、なにがなんだかわからない。

しかも、なんつーか、云わば"完コピ"なんだよねえ(苦笑)
世界中にディック・ファンがいて、その誰もが、この映画に込められた愛を、感じることだろうけど、完璧過ぎて、じゃあ原作読んだ方がいいんじゃね?とか思ってしまう(笑)


とりあえず、あなたが、ディックのファン、あるいは『暗闇のスキャナー』のファンだったら、観る価値はあると思う。
そのどちらでもなくて、この映画が、あなたになにもアクセスしないなら、この映画のことも、僕が書いた、この文章のことも、綺麗さっぱり忘れてもらった方がいい。
その方が、たぶん、あなたは幸せだから。


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December 03, 2006

ソースは2ちゃんだから、ホントかウソか知りませんが…

国書刊行会の冒険
333 :名無しのオプ:2006/11/13(月) 22:50:52
<未来の文学>第III期
ジーン・ウルフ『ジーン・ウルフの暦』
R・A・ラファティ『第四の館』
ジャック・ヴァンス『奇跡なすものたち』
ジョン・クロウリー『古代の遺跡』
ジョン・スラデック『ミュラーフォッカー効果』
サミュエル・R・ディレイニー『ドリフトグラス』
<未来の文学>アンソロジー
伊藤典夫編『ヒトラーが描いた薔薇』
若島正編

334 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/11/13(月) 23:19:07
まじかこれ

336 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/11/14(火) 00:09:14
絶対ウソだ。最高にウソくせえよ。

341 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/11/14(火) 01:43:43
>『ダールグレン』は、来年秋発売予定。そして<未来の文学>第3期の一冊として、ディレイニー短篇集成『ドリフトグラス』発売決定! 事実上『プリズマティカ』プラス『時は準宝石の螺旋のように』、『エンパイア・スター』も収録されるそうです。
>結構分厚い一巻本になる模様です。

><未来の文学>第3期では、ヴァンスの日本オリジナル短篇集『奇跡なすものたち』も刊行されます。ヴァンスのショーケースともいうべき内容の一冊になるそうです。

>それでは、<未来の文学>第三期、その他のラインナップもささっと。
>ウルフの連作短篇集『ジーン・ウルフの暦(Book Of Days)』、ラファティの長篇『第四の館』、スラデックの長篇『ミュラーフォッカー効果』、ジョン・クロウリーの日本オリジナル短篇集『古代の遺物』。さらに伊藤典夫氏によるアンソロジー『ヒトラーが描いた薔薇』と、若島正氏のアンソロジー第二弾(内容未定)。ウルフとラファティは、今後も必ず出す! ・・・とのことです。



『プリズマティカ』



『時は準宝石の螺旋のように』



『エンパイア・スター』

!!!!!




ホントだったらいいなあ…



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November 15, 2006

アマゾン、古書90万タイトルを追加−1920年代〜の書籍も - シブヤ経済新聞 - 広域渋谷圏のビジネス&カルチャーニュース
追加された古書は、ISBN(国際標準図書番号)採用以前に出版された1920〜80年代の和書が中心。いずれもオンライン市場「Amazonマーケットプレイス」からの出品となる。


ほお〜っと思ってAmazon見てみたら、本のトップに古書ストアってのがダダーンと。

やっぱサンリオだべ…と検索してみた。

「サンリオSF文庫」の検索結果

僕の趣味で適当にピックアップすると、


影のジャック ロジャー・ゼラズニイ 1,000円
聖なる侵入 フィリップ・K・ディック 1,500円
マーシャン・インカ イアン・ワトスン 1,500円
ロードマークス ロジャー・ゼラズニイ 1,800円
最後から二番目の真実 フィリップ・K・ディック 2,500円
フィーメール・マン ジョアナ・ラス 2,660円
新しいSF ラングドン・ジョーンズ編 2,800円
時は準宝石の螺旋のように サミュエル・R・ディレーニイ 3,500円
クルーイストン実験 ケイト・ウイルヘルム 3,500円
鳥の歌いまは絶え ケイト・ウイルヘルム 3,800円
アプターの宝石 サミュエル・R・ディレーニイ 5,000円
エンパイア・スター サミュエル・R・ディレーニイ 5,000円
怒りの神 フィリップ・K・ディック&ロジャー・ゼラズニイ 5,000円
冬の子供たち マイクル・コニイ 8,000円
キングとジョーカー ピーター・ディキンスン 10,000円
ハローサマー、グッドバイ マイクル・コニイ 15,000円


『ハローサマー、グッバイ』が15,000円!!!
なんだよこりゃ。

ミステリ作家でもあるピーター・ディキンスンの異色SFが10,000円ってのは、わかんなくもないけど、これは高過ぎだよー。
『ハローサマー、グッバイ』は、いい話ではあるけれど、だったらケイト・ウイルヘルムの『鳥の歌いまは絶え』もおんなじくらい、いい話だと思うけど。
山岸真がどっかで褒めてた所為だな。山岸真景気(笑)

それに比べ、我がゼラズニイの安いこと安いこと。
『ロードマークス』は、ゼラズニイ一流のカッコつけと、ニューウェーヴのハッタリが上手くかみ合った良作だと思うけどねえ。

あとはまあ順当ですか。
ディックは、そのうちどっかが出すんじゃね?とみんな踏んでるんだろうし、ディレーニイなんかもこんなもんでしょ。
イアン・ワトスンの『マーシャン・インカ』は、当時騒がれたから、部数が出てるから?
ラングドン・ジョーンズのアンソロジーは、お題がニューウェーヴってんで、回避されてる感じ。


そうだそうだ。
ちなみに、浴槽で発見された手記は、25,000円もしてないっすよ早川さん(笑)

Horror&SF - coco's bloblog - [今日の早川さん] 限度をわきまえて




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September 30, 2006

empirestarIrresponsible Rumors

サミュエル・R・ディレーニィのめくるめく傑作『エンパイア・スター』を、山形浩生がpdfで公開しているのだが、これって権利関係はどうなってるんだろう?
しかも、自分で訳したんでなく、サンリオSF文庫版をスキャナで読み取ったヤツらしい。

いや、叩きとかじゃなくさ、純粋な興味。


何度目かの引越しのどさくさにまぎれて『エンパイア・スター』はどっかいっちまって、あれが読めるのは普通にうれしいんだけどさ…
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September 26, 2006

[α]超絶あるふぁ:クチコミの振りをした「ブログ広告」にご注意を

ニセモノの良心 : ブログ広告.comがこれまで広告の責任を果たしていなかった事実

そういやあるねえ、最近、こんなの。
てか、そういや、はてブの注目エントリかなんかになってたので、プレスブログには登録してたんだった僕もwwwww

でも、そんときは、ブログ持ってませんって登録して。様子見。

時々送られてくる掲載依頼のメールを読んだことあるけど、こういうのってさ、やっぱ興が乗らないと書けない訳ですよ、いくら提灯記事とは云え。
見たことも使ったこともないもんなあ。
いや、プロのライターだったら、それでも書いちゃうんかも知らんけど(笑)


てか、その辺で売ってる週刊誌とか見たら、こんな提灯記事はあふれかえってる訳でしょう?
得体の知れない強壮剤の広告とかもバンバン載ってるぜー。
そんな目くじら立てんでも、という気はする。
特に2番目のブログ。コメント欄がボヤみたいになってますが(笑)

だって、取捨選択をするのは自分なんだしさ。
高名なアルファブロガーの人たちや、はてなの大旦那方が推薦してたら、「おおっ!」とか思って試してみる(試してみて、でも自分に合わないとと思ったら使わない)かもしれないけど、その辺の有象無象のブログが、一行メールみたいな記事書いても、どうにもならないって(笑)


でまた翻って、もしこの手のブログ広告で、自分の気に入る広告依頼があったら、それを書くのは、いいんでない?
僕も、好きなバンドのCDや、好きな監督のDVD発売なんて広告の依頼があったら、喜んで書くよ。
好きなことやって、それで金もらえたら、それは万々歳だもの。

ただ、そういうときは、記事のすみっこに、xx-smallのフォントで、【広告】とか【PR】って書いとくね(笑)


話変わって、404 Blog Not Foundのこの記事(404 Blog Not Found:本を見ないブックオフは何を見たか)で、文庫OFFを知って。ブックオフがやってる、文庫専門のネットショップ。
ここで、本のレビューを書くと30円(正確には1ポイント=1円の、文庫OFFだけで使えるポイントが30ポイント)もらえるらしい。

先着500名ぐらいしか報酬のもらえないブログ広告の記事書くのにドタバタして、青色吐息になるより、こっちの方が確実じゃね?とか思ったり。

最低20文字かららしいから、サラサラと書けるしさ。いつでも書ける何個でも書ける。
ブログ広告みたく、向こうからの依頼メール待ってなくてもいいのがいいよね。絶対こっちの方が効率がいいって。


で、僕もとりあえずなんかレビュー書くかあと思って、ある本のレビューを書いたんだけれど、書いたら書いたで、なんだか惜しくなってしまった(笑)

昔、こんなことを書いたことがあるんだけど、なんだか、自分のどこかが失はれるみたいでねー。
こんなんで30円もらうよりは、やっぱ自分のブログに書いた方がいいやって。


てな訳で、唐突ですが、昔、ハヤカワSF文庫で出てた、ジェフ・ヌーンの『ヴァート』のレビューで、締めくくりといたしましょう。
ご清聴ありがとうございました(笑)



ヴァート80年代のSF界を一色に塗りこめたサイバーパンク・ムーヴメントの、イギリスからの回答。
羽根のカタチをしたドラッグをディープスロートすると、ヴァーチャル・リアリティの世界に行けるなんて、サイエンスもクソもないんだけど(笑)、ドラッギーだった(いまも?)当時のイギリスの若者文化が、サイバーパンクとファンタシィがごたまぜになった世界観の裏に透けて見えるようで、面白い。

Web上にアップされている大森望の解説を改めて読むと、作者のジェフ・ヌーンは、この小説を「ピクシーズを聞きながら」書き上げたとうそぶいていたらしい。

キ○ガイが運転する戦車のようだった(褒め言葉)、ピクシーズの狂気と疾走感は、云われてみれば、この小説によく似合う。



daddyscar at 23:29   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit

June 30, 2006

トポロジーや無限、確率などの数学をモチーフとした短編を集めたオリジナルアンソロジー"FANTASIA mathematica"から7編を精選したもの。これに吉永良正というサイエンスライターのコラムと、森毅の解説を付記している。
ちなみに、これだけ注釈が多い良本なのに、原題がないのは片手落ち。

以下、各編毎に(ネタバレ注意)。


タキポンプ/エドワード・ペイジ
本編に限らず、本書に収められた話には、数学者とともに、数学嫌いが幾人も登場するが、それは森の解説にある「数学および数学者を異者として対象化する」存在としてわかりやすいということだろう。本編の主人公も数学嫌いなのだが、そのくせ自分をデクノボウ扱いする数学者の娘に恋をしてしまうのだった。あとは推して知るべしであって、主人公は、その恋を成就させるために、無限の速度の原理を発見しなければならなくなる。吉永はコラムで、本編のアイディアは「特殊相対性理論が掲げる光速度一定の原理に反する」と書いているが、それは説明になっていない。それよりも、古典力学の範囲で不可能なこととして説明出来るのではないか?
各々の列車は、その上に乗っている列車から進行方向とは逆の力を受ける筈だ。

歪んだ家/ロバート・A・ハインライン
二次元と三次元の関係を、三次元と四次元に対応させていけば…というアイディアをコミカルに語った一編。これに対して森が「四次元になってもかまわないが、もしもそれがユークリッド的なら、直角三角形の底辺が斜辺より短いのと同じ理屈で、三次元的距離は四次元的距離よりも短いはず、四次元で遠くへ行けるはずないじゃないか」と噛みついているのが面白い。

メビウスという名の地下鉄/A・J・ドイッチェ
ボストンの地下鉄が、メビウスの帯のように四次元的につながってしまい…というただのホラ話。でまた、出てくる数学者のホラにリアリティがない。

数学のおまじない/H・ニアニングJr
ある数学教授が、数学のまったく出来ない自分の教え子にブードゥのまじないをかけて…という話。なんかどこかで読んだようなと思っていたが、これって"アルジャーノン"じゃないかと読後に気づいた。

最後の魔術師/ブルース・エリオット
ディテールにちょこっと数学が出てくるだけで、内容は数学にもSFにもまったく関係のないサスペンス物。

頑固な論理/ラッセル・マロニー
「もしも6頭のチンパンジーにデタラメにタイプライターを叩き続けさせれば、100万年後には大英博物館にある本を全部書き上げるであろう」という確率論のヨタ話を、なんともグルーミィに語った佳作。

悪魔とサイモン・フラッグ/アーサー・ポージス
主人公サイモン・フラッグは、「フェルマーの最終定理」の証明と引き換えに、悪魔と契約する。だがしかし、悪魔でさえも、それを証明することは出来ない…


ベストは「頑固な論理」。ただ、解説で森も書いているとおり、ここにあるのは、数学を異者のメタファーとしただけの物語であって、本当の数学SFではないね。



第四次元の小説―幻想数学短編集
R・A ハインライン 三浦 朱門
小学館 (1994/08)
売り上げランキング: 181,117




daddyscar at 20:21   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit
イノセンス スタンダード版まず、CGや作画の濃密さは行き付くところまで行ってしまってて、そこに驚きはないかな。
てか、アニメとか実写とか、そんなのもう関係ない感じだよね。押井守にもっと金やって、思いっきり実写で撮らせてあげたい。

で。
登場人物の感情が見えないんだよなあ。
映画にしても小説にしても、登場人物の感情は、物語の導線=動線であって、それが見えない物語は、結末へ収束するパワーに欠けているし、そこを無理やり収めようとすると、お話に無理が出てくる。
主人公であるバトーが、何ゆえ、このストーリーに身を投げ捨てているのか?
ハードボイルドにありがちな虚無感ならば、それはそれでいいとしても、でも虚無感にいたった原因が全然わからない。
でまた、草薙素子は、なぜあそこに現れたのか?
愛なんて甘っちょろいこと、云わないよね(笑)

電脳、義体、ゴースト…そういう造語に絡めて、これは現実なのか? ここにある自分は本当に自分なのか? そして自分とは何なのか? というような思索が語られるのだけれど、やっぱこういう題材は小説向きであって、映像で、その虚実を上手く語ることは難しいのではと思う。
ぶっちゃけ神林だったら、もっとエレガントにこういう話を書くよなーというか(笑)

daddyscar at 20:20   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(2)TrackBack(0) Edit

May 13, 2006

ちょっと面白い。

「愛はさだめ、さだめは死」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア / 消費尽くされたテーゼ|辻斬り書評 
本書は約30年前に発表された短編集で、斯界では著者の代表作を取り揃えた古典的SF小説と評価されている。ネビュラ賞・ヒューゴー賞のSF2大タイトルを獲得していることからもそれは証明されているのだが、僕の所感を問われたならば、「古臭い」のひとことに尽きる。

僕がSFを読み始めたのが、80年代のアタマ頃。だから、ティブトリーが女性で、CIAの創設者のひとりだったという「ティプトリー第二の衝撃」には、悲しいかな、間に合わなかった。
ていうか僕にとっては、良質なSFの書き手のひとり、というだけ…のつもり。
それでも、ティプトリーを「古臭い」と云ってしまう方に出会うと、こんなにもビックリしてしまうのは、SF界に吹き荒れていた(いまも吹き荒れている?)ティプトリー信仰に、いくらかの影響は受けているのかもね。


ティプトリーの経歴については、評論家の大野万紀が、それこそ自身が書いた『愛はさだめ、さだめは死』の解説をWeb上にアップしているので、それを見てもらった方が早いと思う。

特徴だと思うのは…上手く言葉に出来ないけど、「冷たさ」かな。
主人公への冷たさ(「接続された女」/"The Girl Who Was Plugged in")、人類への冷たさ(「エイン博士の最後の飛行」/"The Last Flight of Doctor Ain")、男への冷たさ(「男たちの知らない女」/"The Women Men Don't See")。
そういうものは感じる。

ただ、本人は、子供の頃から好きだったSFという意匠に包んで、自分の書きたいものを、そのアタマの良さだけで書き飛ばしていただけなんじゃないか?、たまたま、その「冷たさ」がSFファンの心をつかんだだけなんじゃないか?という気もしないでもない。
道具立てを見れば、そのときそのときのSFを前進させるような革新的なものはないしね。

そうすっと、事前にティプトリーを知らない人は、「なんだ、この古臭いSF小説は?」と思ってしまう…のかな(笑)


まあ、それでも、僕には大切な作家ではある。
てか、「ビームしておくれ、ふるさとへ」/"Beam Us Home"なんてえのが、ティプトリーのナンバーワンだ!と思ってる僕は、ティプトリーをSFとしては読んでないのかもしれない。


愛はさだめ、さだめは死
愛はさだめ、さだめは死



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April 28, 2006

河出書房新社|元気なぼくらの元気なおもちゃ

ウィル・セルフ (セルフ,ウィル)
1961年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学哲学科を卒業後、薬物とアルコール依存症を乗り越え、作家デビュー。J・G・バラードらの絶賛を受け、英文学界を代表する人気作家となる。邦訳は『コック&ブル』他。

聞いたことない人だが、

はてな - ウィル・セルフとは
12歳からマリファナ、17歳からヘロインと、麻薬とアルコールにどっぷり漬かったままオックスフォード大学の哲学科を卒業。
と誠に変な経歴。

Amazon.co.jp:コック&ブル: 本
出版社/著者からの内容紹介
ペニスが生えた人妻のキャロル&ヴァギナが出来たラガーマンのダンが巻き起こす仰天のセックス・コメディ。キャロルとアル中の夫、ダンとバイセクシュアルの医者がくんずほぐれつ、洗練された〈悪趣味〉に満ちた、『モンティ・パイソン』的なきつ〜い諧謔と皮肉が炸裂する、狂騒!欲情!の中編二連発!!

既訳本も変だ(血みどろ臓物ハイスクールの渡辺佐智江が喰い付きそうな本ではあるw)。

リンク先のAmazonレビューを見ると、バロウズの名前が挙がっているけれど、題材を見るとジョン・アーヴィングっぽい感じも。

ただ、これが奇想コレクションで出るってことは、ただの現代文学じゃないんかなとも思うんだけれども。


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April 25, 2006

FIAWOL?blog「人生は四十一から」
先日、SFマガジン4月号で発表された「06年版オールタイムベストSF」の投票結果に基づいた既読調査アンケートが、インターネット上にアップされた(作成者は細井威男氏)。


堺三保さんとこ経由で、こんなの知ったからチェックしてみた。

翻訳SFファン度調査(06年オールタイムベスト版)
以上21作品で、あなたは366 人中 181番目で偏差値は49.5です。

うわー、いかにも半端者…

リンク先の一覧は、こんな感じなんだけれども、

夏への扉ロバート・A・ハインライン
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・K・ディック
幼年期の終りアーサー・C・クラーク
アルジャーノンに花束をダニエル・キイス
ニューロマンサーウィリアム・ギブスン
星を継ぐものジェイムズ・P・ホーガン
決定版 2001年宇宙の旅アーサー・C・クラーク
ソラリスソラリスの陽のもとにスタニスワフ・レム
火星年代記レイ・ブラッドベリ
虎よ、虎よ!アルフレッド・ベスター
宇宙の戦士ロバート・A・ハインライン
ブラッド・ミュージックグレッグ・ベア
宇宙船ビーグル号A・E・ヴァン・ヴォクト
月は無慈悲な夜の女王ロバート・A・ハインライン
リングワールドラリイ・ニーヴン
エンダーのゲームオースン・スコット・カード
地球の長い午後ブライアン・W・オールディス
《銀河帝国興亡史》3部作アイザック・アシモフ
闇の左手アーシュラ・K・ル・グィン
人間以上シオドア・スタージョン
ノーストリリアコードウェイナー・スミス
流れよわが涙、と警官は言ったフィリップ・K・ディック
宇宙消失グレッグ・イーガン
順列都市グレッグ・イーガン
ハイペリオンダン・シモンズ
竜の卵ロバート・L・フォワード
ユービックフィリップ・K・ディック
万物理論グレッグ・イーガン
キリンヤガマイク・レズニック
結晶世界J・G・バラード
《ハイペリオン》2部作ダン・シモンズ
ディアスポラグレッグ・イーガン
重力が衰えるときジョージ・アレック・エフィンジャー
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕フィリップ・K・ディック
スキズマトリックスブルース・スターリング
タイタンの妖女カード・ヴォネガット・ジュニア
光の王ロジャー・ゼラズニイ
《ハイペリオン》4部作ダン・シモンズ
逆転世界クリストファー・プリースト
スノウ・クラッシュニール・スティーヴンスン
中継ステーションクリフォード・D・シマック
火星夜想曲イアン・マクドナルド
航路コニー・ウィリス
《銀河帝国興亡史》7部作アイザック・アシモフ
ディファレンス・エンジンウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング
パヴァーヌキース・ロバーツ
《新しい太陽の書》ジーン・ウルフ
『エンパイア・スター』サミュエル・R・ディレイニー
スターメイカーオラフ・ステープルドン
『ハローサマー、グッドバイ』マイクル・コニイ


サイバーパンクやそれ以降の作品、それにディック辺りはコンプリートとしても、60年代以前の作品が弱い感じ。
ハインラインとかほとんど読んでないし。

短編版や、国内作品のヴァージョンもあるんだけれど、orzになりそうなので、やめときます…

daddyscar at 18:02   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(1)TrackBack(1) Edit

April 08, 2006

勇猛なるジャレグ―暗殺者ヴラド・タルトシュ気になってばっかりで、全然本の読めてないdaddyscarでありますが。

傷んだ物体/Damaged Goods: 勇猛なるジャレグ?暗殺者ヴラド・タルトシュ/スティーブン・ブルースト
そこで繰り広げられる神経戦(呪術と妖術)と肉弾戦のバランスやコンビネーションが絶妙で主にそれらのクラッシュを中心に展開していくので、“ファンタジー”という語感から想像される夢見心地なバイアスはすべて捨て去ってもらって結構だと思う。

ファンタシィでハードボイルドというと、僕なんかがすぐ思いつくのは、ナンシー・A. コリンズのミッドナイト・ブルーとか、レズニックの一角獣をさがせ!とか(うわあ、ちょっとナンパ過ぎ…)。
でもどちらも舞台はファンタシィの薄膜がかかった現実世界であって、純粋にファンタシィ世界を舞台にしたものというと、これぐらいしか思いつかない。
本当は、ドラキュラ紀元のキム・ニューマンが、同作のキャラクターである麗しき吸血鬼の少女ジュヌヴィエーヴを主人公として別名で書いた傑作ドラッケンフェルズを挙げたいとこだけど、あれもファンタシィを基礎としたインタージャンルな作品と云えど、あまりに手に入りづらいし、ハードボイルドというより、ちょっとミステリ寄り。


いかにもな道具立てからハードな展開に至るさすがのレズニックは置いとくとしても、『ドラッケンフェルズ』以外の2作は、あまりにマンガっぽい(というかラノベっぽい)作品でありまして、もっともっとハードボイルド寄りらしいこの作品は、ちょっと興味深々であります。


さて、毎度?話は変わって、ファンタシィでハードボイルドってえと、僕なんかが思い出すのは、実は"エルリック"なんですが。

人外の存在を統べる王でありながら、と同時に、殺した者の魂を喰らう魔剣"ストームブリンガー"にすがって生きていくしかない弱者。憂鬱なる王エルリック。

軽口叩きまくるマーロウやアダルト犬神明とは対極に位置する人物なんだけど、なにごとにも絶望していながら、それでも目的に向かって突き進んでいく姿には、ハードボイルドを"感じて"しまう。

あと、現在刊行の始まっている完訳版ではなく、以前の版の井辻朱美による解説に、眠狂四郎とのアナロジーを思わす文章がありましたが、僕の中で、ハードボイルドと剣豪小説(≒時代小説)が近しいというのは、前に『樅の木は残った』について書いた通り。


エルリック1ちなみに旧版エルリックは、もちろんコンプリート済み。
未訳作品も刊行されるとのことで、たぶん買っちゃうんでしょうが、混沌の魔神Ariochだけは、「アリオック」ではなく、「アリオッチ」のままにしていて欲しかったなあ…





daddyscar at 15:04   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit

March 28, 2006

asahi.com: 「惑星ソラリス」原作者 スタニスワフ・レムさん死去 - おくやみ
スタニスワフ・レムさん(ポーランドのSF作家)27日、ポーランドのクラクフで死去、84歳。秘書が明らかにした。


もういい歳だったもんなあ。

レムというと、普通の人にわかるのはタルコフスキーのソラリスの原作者である、ということかな(ソダーバーグ版なんざ認めまへん!)。


ハヤカワからのは長編が何作か残ってるのみで、ほとんど切れまくってますが、これを機に評価が一層高まって(って、SF界でレム以上に評価されてる人なんて、いくらもいないんだけどさ)、泰平ヨンの航星日記を含む超絶短編集が再刊されることを、心から望む。




ご冥福をお祈りします。




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March 11, 2006

体調が戻ってくると、そりゃ性懲りもなく飲みに出かけたくなります(笑)

昨晩は久しぶりに酔っ払って、いまもまだアタマ痛いんだけれど、はてブ見てて思いついたネタがあるので、すぐやる課。


魔王14歳の幸福な電波 - ていうかそもそも「伝奇」って何ですか?

こちらの記事を思わずブクマして「半村良とか荒巻義雄とか知らない世代なんだろうなあ…なんてこと云うと白い目で見られそうな(ヘタレ)」なんて中途半端なコメントつけちゃったんですが、管理人のErlkonigさんから早速反応が。

はてなブックマーク - 魔王14歳の幸福な電波 - ていうかそもそも「伝奇」って何ですか?
  • 2006年03月10日 brainparasite 『[ライトノベル][文学]ここで扱われている伝奇って、きのこ・ファウスト以降の新伝奇では?って気が。でも自分も定義よくワカンネ。』
  • 2006年03月10日 Erlkonig 『[創作][伝奇]↑ひぎぃ。  ↓伝奇には『総門谷』から入りました。半村良さんは読もう読もうと思いつつまだ……みたいな。』
  • 2006年03月10日 daddyscar 『[しょうせつ]半村良とか荒巻義雄とか知らない世代なんだろうなあ…なんてこと云うと白い目で見られそうな(ヘタレ)』

伝奇小説という言葉を誰が使いだしたのかは知らないけれども、エンタテインメント小説の分野で、それが一般化したのは、やはり半村良の石の血脈以降でしょう。
で、それを拡大再生産したのが空白の十字架をはじめとする荒巻義雄の"空白シリーズ"だった…筈。

ただ、Erlkonigさんがおいくつなのか、僕は存じ上げないんだけど、この辺の小説とか、いまさら読む必要はないと思いますよ。

Erlkonigさんの直後にコメントされてる方のおっしゃるとおり、近頃の「伝奇」というと、空の境界とかを売るためのラベル付けとして、笠井潔が考え出したものでしかないし。

半村、荒巻辺りの伝奇小説というのは、連綿と古代より続く謎の結社とか、キリスト来日説なんていうオカルティック(というか、いまで云うトンデモ)な謎に着想を得ているんだけど、当時は、そういう謎についていまほど知られてなかったので、新奇なものとして面白がられたのでしょう。ただし、これほど情報の溢れた現代の目で見ると、その新奇さも確実に陳腐化してしまっています。
また、出自がSF作家である彼らは、その着想を現実化することばかりに注力していて、ストーリーやキャラクターは、その着想に奉仕する脇役でしかありませんので、そういう小説の面白さを楽しめもしません。

僕自身、『石の血脈』はリアルタイムではなく、のちに「勉強」のために読んだんですが。

いやあ、つらかったなあ(笑)


と、毎度毎度で話は飛ぶんですが、半村、荒巻、と来ると、僕なんかは、やっぱ平井和正を思い出しちゃって。

昨今の、ラノベをはじめとするキャラクター小説の開祖が、平井和正のアダルト・ウルフガイシリーズであることに、異論を挟む方は、あんまりいない、いや、ぜってーいねえだろうと思うのですが、いや、この小説は、めっぽう面白かった。

人知れず存在する人狼一族のひとりが、人知を超えるその力を持ってCIAをはじめとする巨悪と戦う。
しかも、そいつは、どんなに苦しい状況に置かれても、フィリップ・マーロウばりの軽口ワイズクラックを叩きまくるニヒルな軽薄男で。

云わば、半村なんかの伝奇小説にキャラクターの面白さが付け加わったのが、"アダルト・ウルフガイシリーズ"だった訳です。

ただ、このキャラ造形の絶妙さ *1を、平井自身が意識していたかは疑問、というかそんなことないんだろうなあ。

この平井という人も、日本SF界の第一期生でありますから、最初は、アイディア一発みたいな短編SFをガンガン書いてました。
だから(と云い切ってしまっていいものかどうかわからないけど、けどたぶん)、短編型の思考が抜け切れなかった所為で、長編を書くといつもグダグダで、腰が据わらなくて。
物語に不自由な人だったんですね。
本人はそれを「自動書記」とか「お筆先」なんて言葉でにごしていたけどさあ(笑)

それでもアダルト犬神明という秀逸なキャラクターを得て、エンタテインメントSFの大家として長編を書きまくって、僕らは当時、それに熱狂してました。

そして、その後、平井自身の宗教的な"回天"が起こる訳です。


「僕らは当時、それに熱狂してました」なんて書いときながら、実は僕自身は幻魔発の、後追いファンだったので(スマソ)、直接この"回天"に巻き込まれなくてすみました。
でも、リアルタイムでこれに出会った人たちは大変だっただろうなあ。

大ファンだった自分たちのヒーローが、いきなり神について語りだしちゃったんだもん。
神は存在する。君たちも神の存在を感じろ、と。

この"回天"によって、読者の半数が入れ替わったなんて話を聞きますけど、てことは、半分は読者を辞めなかったってことで、また、その後の幻魔で、平井は一層読者を獲得していきます。

僕もそのひとり。

僕自身の倫理観や道徳観なんてのも、もしかしたら、平井の作品に影響を受けてるかもしれない。
そりゃそうだよね。まだ心の固まってない十代の頃に、一種の宗教小説に熱狂していたのだから。

洗脳セミナーとかそんなの比じゃないですよ(笑) *2

だからと云って、平井自身にどうのこうのと文句がある訳でもねえんですが。

あ、文句はあるか。
文句というか、お願いが。


とりあえず、幻魔だけは、完結させていただけないでしょうかね? *3



*1 「なにをいまさら…」と云われるかもしんないけど、寺沢武一の『コブラ』なんてのも、あの主人公の造形は、どう考えてもアダルト犬神明のインスパイヤだよねえ(笑)

*2 あれみたいなもんだ。ほら、XJAPANのト○とか((笑)とかwwとか付けたいけど自粛自粛ゥ〜)。

*3 無理だろうけど…。
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February 09, 2006

いまさらなんですが、年末年始に投稿しようとして、ほたってた(笑)エントリがあったので。


萩尾望都ラララ書店 ジュンク堂書店池袋本店にて2005年12月3日〜2006年5月31日期間限定オープン

というのをやってるらしい。
萩尾望都セレクトショップてな感じ。

で、こちらのページで、マンガに関してはリスト化されてるんだけど、この"偏り"は仲々面白い。

漫棚通信ブログ版: 萩尾望都のオススメマンガ

手塚治虫、大友克弘、永井豪、藤子・F・不二雄あたりは当たり前として、上記blogの管理人氏も書かれてるように、萩尾望都の中では、古谷実と、さそうあきらがインなんだなあと。

あと、少女漫画では、この顔ぶれだけみると順当なんだけど、なんか足らないよね。

そう、竹宮恵子がない。

萩尾望都と竹宮恵子というと、同じ「24年組」であり、僕の中ではワンセットみたいな感じだったんだけど。

面白いね。


という訳で、僕も負けじと?萩尾望都オススメのSFをリストアップしてみた。
いま現在ラララ書店でピックアップされているSF(及び関連書)は76冊。
内訳は、こんな感じ。

フレドリック・ブラウン
レイ・ブラッドベリ
アイザック・アシモフ
アーサー・C・クラーク
アルフレッド・ベスター
シオドア・スタージョン
カート・ヴォネガット・ジュニア
フィリップ・K・ディック
ジョン・ヴァーリイ
コニー・ウィリス
ロイス・マクマスター・ビジョルド
デイヴィッド・ファインタック
スタージョン
小松左京
筒井康隆
小谷真理

全体の順番及び作家内の作品順は年代順。ただこんな感じかなと思われる程度なので、正確ではありません。
あと、海外作家の最後にある『空は船でいっぱい』というのは、SFマガジンに掲載された短編のアンソロジーで、スタージョンを含む数人の作家の短編が収録されている模様。


さて、まず圧倒的に目に付くのは、アシモフの多さ。
"ファウンデーション物"と"黒後家蜘蛛"は、ほぼコンプリート。
でもわれはロボットはナシ。
これは面白いなあ。前半3部作はまあわかるとして、アシモフ晩年の駄作(と云い切ってしまう)である後期ファウンデーションがこれだけ並ぶとは。

フレデリック・ブラウン、クラーク、ベスター、ヴォネガット、スタージョン、ディック辺りは順当…ではないな。
ディックのセレクトに、ヴァリスはもちろん、ディックを語る上で重要だと思われる、後期の流れよわが涙、と警官は言ったや、暗闇のスキャナー *1もナシなのはどうよ?という感じではある。


で、これと関連するんですが、このリストを見ると 悲しいかな?萩尾望都の中では、SFはヴァーリイで「終わってる」らしい。

グレッグ・イーガンは置いておくとしても、サイバーパンクすらない。

コニー・ウィリスやロイス・マクマスター・ビジョルドやデイヴィッド・ファインタックがあるじゃないか!というなかれ。
彼奴等はSFを前進させる作家じゃないですよと(ウィリスは嫌いじゃないけどさ)。


なんかこれは、悲しいというか寂しいというか。

僕にとっての萩尾望都は、本格SF作家なんだけれども。

銀の三角なんて、僕のオールタイムベストSFの五本の指に入るのに…



*1ここでは旧版を挙げておきます。僕にとってこの本は、やはりスキャナー・ダークリーなんてタイトルではありえない。映画がらみなんだろうけども。
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December 19, 2005

Amazonを流してたら、「スペシャル・フィーチャー」とか「マイリスト」で他の本を勧めてくれる訳ですが、そんなかに、こんなページが。

Amazon.co.jp: コアなSFマニアはこれを読め!
yano_yutaroのコメント:
根気がある人のみに読める作品。これを本当に読んだ人はどのくらいいるのか聞きたい。難解としか言いようがない。

いや、作中の「釈義」にまともに付き合おうとするとわけわかんなくなるのは同意なんだけれども、それは素っ飛ばしていいんじゃないかと。

これは、暗闇のスキャナーで本当に絶望してしまったディックが、自分で自分を救おうとし(て失敗し)た作品。
「釈義」だったりトンデモ体験は、それのあとづけでしかない。

で、彼の絶望は、ある種の狂気である「釈義」によっても回収が叶わず、聖なる侵入でもって、ようやく回収されるんですが、それが狂気にも神秘学にもドラッグにも頼らずおこなわれた、というのがミソ。

ディックのシミュラクラが、資本主義社会によって否定された人間性の暗喩、というのは、誰かが云っていたことだけど(うるおぼえ)、死ぬ前にディックは、自分が自分であることを思い出したんだね。
自分自身の力で。


てか、僕はディックのことを、SFとして読んでないな全然(笑)

ディックの短編は、サスペンスや幻想の奇天烈さを楽しめますが、長編は、いくつかのものを除いて小説としてもSFとしても破綻してますので、「SF読みだったら、これは読まなきゃ!」とか勧める気にはなれないっす。

それでもディックは好き。

世界の中心でアイを叫んでいたのは、それこそディックだと思う。




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October 28, 2005

Yahoo!ニュース>japan.internet.com>グーグル、電卓機能強化で「人生、宇宙、すべての答え」にも回答

answer to life the universe and everything

トップページにいきなり「人生 宇宙 すべての答え=42」とか書かれても、混乱するだろよ(笑)

実際、「人生、宇宙、すべての答え」でググると「42」とgoogleさまは答えてくれる訳ですが、元ネタはコレです。


銀河ヒッチハイク・ガイド

元はBBCのラジオドラマで、まあSF版モンティパイソンみたいなヤツなんですが、映画になったんで、そのプロモーションなんでしょうね。

ちなみに、これも長らく絶版だったんだよなー。

daddyscar at 17:54   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit

サンドキングズ

いや、ハヤカワ頑張ってるよ最近。

この本の復刊については、以前、この記事で紹介したけれども、これって旧版の復刊じゃなくて、新装版なんだね。スゴスwww

いまさらながら異色作家短篇集の再刊も始めちゃうし…てか、海を失った男不思議のひと触れがそこそこヒットしたからだろうけど、それならもっと早くに『一角獣・多角獣』を復刊して欲しかったよなー(と泣き言)。
いや、読めるようになったんだから、いいのだけれど。


閑話休題。
タイトルの魔術師を探せは、科学が発達せず、魔法が科学の役割を果たしてるという、歴史改変世界を舞台にしたSFミステリの連作集。
「SFミステリ」がお題のときは、アシモフのロボット物と同様、必ず言及される秀作で、いわば、西澤保彦の元ネタ(笑)

ミステリとしては、のちの長編魔術師が多すぎるの方が、デキがいいと世間では評価されてますし、僕も「そんだなー」と思うけれど、本編収録作である「シェルブールの呪い」/"A Case of Identity"辺りの、魔法を(擬似)科学的に扱う手付きには、SF心をくすぐられまくりですた。

ちょっとだけ昔話をすると、僕がこの本を知ったときは、とっくの昔に品切れになっててさー。
どうしても読みたかったんだけど、図書館にもなくて。
泣く泣く諦めかけてたとき、偶然知り合ったミステリ好きの先輩に、無理云って借りて読んだんですよ。

あー、ちょと感慨深いっす。
daddyscar at 01:00   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(1)TrackBack(0) Edit

October 12, 2005


啓示空間


いや、ごめんなさい。まだ読んでないっす…
でも、一応お口濁しというか、ちょい報告。


SFに関する紹介および書評系のblogとして、いくつかチェックさせてもらってるところがあるんですが、こちら(Something Orange)とか、こちら(厘時のクラスター)とか。

そのうちのひとつで、こんな文章を読んで。

アルファ・ラルファ大通りの脇道>龍宮
アレステア・レナルズの「啓示空間」を書店で見かけて自分の目を疑いました。
あまりにも分厚すぎます。おまけに青背ではありません。まあ厚さの点では京極堂シリーズのほうが上回っていますが、ダン・シモンズの「ハイペリオン」だって文庫化したときには上下巻に分冊していましたから、いったい何があったのでしょうか。
躊躇しましたが……ええ、買いましたとも。
どうもイーガンのディアスポラとおんなじぐらい話題作であるらしいのだけれど、アレステア・レナルズって名前がピンと来ず、ほたってたんですが、本屋をウロウロしていたら、問題の現物が。


これ。


続きを読む
daddyscar at 22:40   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit

September 13, 2005

宇宙エレベーターのテスト計画、FAAの認可を受けて、いよいよ上空で実施へ! :MYCOM PC WEB

カーボンナノチューブの発見が、軌道エレベータを実現させるかも?という話はこれまでもあったけど、ホントに、『楽園の泉』に一歩一歩近づいて来てるんだなー。クラークは偉大だ。

SFマガジンの400号かなんかのコメントで、ウィリアム・ギブスンが「君たちは未来に生きている」と書いてたけど、こういう記事を見ると、それを実感するね。


daddyscar at 17:00   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit

September 05, 2005

Something Orange
10月から「異色作家短編集」の再版が始まるらしい


って、マジっすかっ!!!

という訳で、ハヤカワのサイトみてみると、いやホントだわ…

しかもジョージ・R・R・マーティンのサンドキングズが再刊んんんん〜〜〜

昔持ってたんですが、引越しでどっかやっちゃったんだよなー。
僕的には、こっちの方がうれしいかも。


でも、SFマガジンの最新号を見ると、ジーン・ウルフの新しい太陽の書の重版もかかるらしいし、ハヤカワガンガッテいるのかもしかして…


上記のSomething Orangeさんは、SFの新刊情報をいつも記事にされてて、重宝させていただいてます。多謝。

そういや、ディレイニーのDhalgren国書から出るってのも、こちらで知ったんでした。

"Dhalgren"が、いまになって読めるとはねえ。

もしかしたらSF読みにとっては幸せな季節なのかもしれないな。

daddyscar at 17:43   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit

July 26, 2005

昨日の続き、というか、初めて見る殊能将之(ハサミ男の人です)のホームページで、こんなの知っちゃった(以下、リンク先を見易いように変更の上、一部転記ね)

『どんがらがん』/ アヴラム・デイヴィッドスン
編者:殊能将之
装画:松尾たいこ
装丁:阿部聡(cozfish)

序文(グラニア・デイヴィス)浅倉久志訳
ゴーレム/"The Golem" 浅倉久志訳
物は証言できない/"The Necessity of His Condition" 浅倉久志訳
さあ、みんなで眠ろう/"Now Let Us Sleep" 浅倉久志訳*1
あるいは牡蠣のいるどんな海も/"Or All the Seas with Oysters" 若島正訳
ラホール駐屯地での出来事/"The Affair at Lahore Cantonment" 若島正訳
クィーン・エステル、おうちはどこさ?/"Where Do You Live, Queen Esther?" 浅倉久志訳
尾をつながれた王族/"The Tail-Tied Kings" 浅倉久志訳*2
サシェヴラル/"Sacheverell" 若島正訳
眺めのいい静かな部屋/"A Quiet Room with a View" 若島正訳*2
グーバーども/"The Goobers" 浅倉久志訳*1
パシャルーニー大尉/"Captain Pasharooney" 中村融訳*2
そして赤い薔薇一輪を忘れずに/"And Don't Forget the One Red Rose" 伊藤典夫訳*1
ナポリ/"Naples" 浅倉久志訳*2
すべての根っこに宿る力/"The Power of Every Root" 深町眞理子訳*2
ナイルの水源/"The Sources of the Nile" 浅倉久志訳*2
どんがらがん/"Bumberboom" 深町眞理子訳

*1=単行本初収録 *2=本邦初訳


凄っげえ。

河出書房新社の奇想コレクションで出るらしいですが、21世紀になって、アヴラム・デヴィッドスン(デイヴィッドスン?)の短編集が読めるとは、思ってなかった。
しかも、この訳者の豪華さ!
オールスターキャストというかドリームチームというか(笑)

編者である殊能将之も、

たとえていえば、一流ミュージシャンをスタジオに呼んで、超難曲を演奏してもらい、ミキシングルームで聴きながら、「やっぱ浅倉さんのドラム最高!」「深町さんのベース超クール!」とか喜んでいるだけで、本人は何もしないという、DJの快楽を満喫しております。


と、ちょい興奮気味(笑)

いや、興奮するのもわかります。しかも自分のセレクトなんだしね。

で、上記奇想コレクションのページを見ると、下の方にこそっと続刊予定があって、あーた、ゼナ・ヘンダースンにコニー・ウィリスぅー?
ロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』、伊藤典夫編ということは、コバルト文庫版(風見潤編)とは違うのかしら?
お願いだからハヤカワよ、このコニー・ウィリスの新刊と同時に、わが愛しき娘たちよを再刊しておくれでないかい?
とか色々思うのですが、2冊もハヤカワで短編集を出したのに、ここにグレッグ・イーガンを持ってきた山岸真だけは、反省するように。
いや、大人の事情があんのかもしれないんだけどさ。
daddyscar at 15:55   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit

July 25, 2005

時々拝見してる、こちらのblogで知ったんすが。

[メモ][SF]今日は入ってた! / 厘時のクラスター

これ、なに…?

火星ノンストップ

ジャック・ウィリアムスン 山本 弘 浅倉 久志 伊藤 典夫
早川書房 (2005/07)


最初、ジャック・ウィリアムスンのシリーズ物かなんかを、山本弘がスピンオフしたのか?とか思ったんすが(ほら、古橋秀之のサムライ・レンズマンみたく)、どうもそうではないらすぃ。

で、ハヤカワのサイトを見たんですが…








   orz





これ が、『火星ノンストップ』を紹介してるハヤカワのページ、です。

ハヤカワのサイトが、全然やる気ねえって話は聞いてたんですが、これほどとは…

上述のblogにも紹介されてましたが、ポール・J・マコーリィの処女長編なんぞを刊行して、SFにもやる気のあるところを見せてるんだから、この辺も気を配っておくれよ、お願いだから。

閑話休題。
問題の『火星ノンストップ』は、山本弘選による、短編SFのアンソロジーらしい。
しかも雑誌掲載のみの作品を集めたものだとか。
要チェキかも。

てか、この勢いで誰か、デヴィッド・I・マッスンの「旅人の憩い」/"Trveller's Rest"を、気軽に読めるようにしておくれ。
daddyscar at 20:39   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0) Edit
ITmediaニュース:Windows Vistaはどんな「景色」を見せる?


Windows Vista


この、トヨタの車みたいなAgfaのフィルムみたいなのが、"Longhorn"と呼ばれていた次期Windowsの正式名称に決まった訳ですが。

あんまり、いい名前じゃないよね。*1

このITmediaの記事でも、"Windows Machismo"とか"Windows Dragon"とか"Windows Titan"の方が男っぽくて(・∀・)イイ!じゃないか!、と莫迦?にしているけれども。


そういや、毎度のことで話は飛ぶけれど、ヨーロッパでWindowsが反トラスト規制に引っ掛かって、Windows Media Playerの非同梱版の名称をどうネーミングするのか問題になってたとき、同じくITMediaの記事で、命名コンサルタントという言葉が使われてたのを、強烈に覚えてる。

なるほど、アメリカさんは、やっぱ進んでるよなー、というか、なんだかディックっぽいなー、というか。

フィリップ・K・ディックは、生涯貧乏な人、云わば「負け組み」だったから、その作品のところどころに、資本主義への憎しみが見え隠れするんですが(主人公に敵対するのは、必ずと云っていいほど資本主義者ですからね)、その単純化された構図は、実はかなり的を射ている。

民主主義に名を借りた資本主義は、いまやすべての主義主張を蹂躙しまくって、それが通ったあとには、ペンペン草の一本も生えやしない。
唯一、その影響下を抜け出そうともがいているイスラム世界の人々も、そのうち、このDG細胞に侵食されて、レイン・ミカムラみたく取り込まれてしまうだろうな。
いや、民主主義はともかく、資本主義(というか、自由経済)を、これっぽっちも否定はしないんだけれども。

で、ディックが、そういう世界を夢想したのは、決して意識的なモンじゃなく、単純にレコード屋の販売員だったり、タイヤの溝切職人だったり、売れない作家だったりした自分に対して、資本主義が敵だった、というだけでしかないのだけど、それゆえに、一層、彼は生粋の幻視者だったのだ、と思えてしまう(のは、贔屓の引き倒しですかそうですかw)。

ディックの愛すべき凡作ザップ・ガンには、「兵器ファッション・デザイナー」なんて珍妙な職業が出てくるんですが、それも笑い話ではすまなくなるかもしれないね。


*1「Windows Vista」なんて大層なタイトルつけた割りには、やっぱり切り口は、こんな感じ。
  いや、誰も僕にテクニカルな話なんざ求めていないだろうけども…
daddyscar at 15:55   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(9)TrackBack(2) Edit

March 07, 2005

中学の頃の友達(もちろん女)に薦められて、少女マンガ読むようになったんですが、なんで少女マンガかというと、SFあるいはSF風のものが多かったからかな。
少年/少女という区分ではなく、SF/非SFで区分してマンガ読んでた時期があったので。

そうすると、必然的に別マとかりぼんとか別フレには行かなくて、白泉社系(LaLaとか花とゆめ)やプチフラワーになる訳です(全然興味のない方、スマソ)。
あ、でも吉田まゆみとか槇村さとるは、その後、再発見して、「ナチュラルにうめえなコイツら」と思いました。

その頃の白泉社は、LaLaに山岸涼子が日出天書いてたし、花とゆめにはガラスの仮面が毎号載ってたし(笑)、メタメタになる前の日渡早紀とか、あとパタリロ! (笑)
面白かったなあ。

で、そっこから川を遡るようにして、竹宮恵子とか萩尾望都に辿り着く訳ですが(さすがに『風と木の詩』とか『ポーの一族』 はリアルタイムではないので…)、萩尾望都は衝撃的でした。
彼女の『銀の三角』という作品があるんですが、僕の中では、これは日本と云わず海外も含めたSFベスト5に入りますね。オールタイムベストというヤツ。傑作です。


と長々と少女マンガの話をして来たのはですね、実を云うと、時々コメントで遊びに来ていただいてる、"る"さまのblogで、萩尾望都の新作について知ったから、だったんですが。

『バルバラ異界』とタイトルのついたこの新作、久々のド真ん中、剛速球のSFらしいです。それで、今日勇んで1巻から3巻まで、まとめ買いして来たんですが…



…いつもの飲み屋に忘れてきますた。

しかも。
飲み屋のマスター明日から旅行に出て、今度開くのは、水曜日…

  orz


ということで水曜以降、週末あたりまで、感想は待っていてくださいです…
daddyscar at 01:52   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(5)TrackBack(1) Edit

February 19, 2005


順列都市〈上〉


品切れらしい。

リンク先のAmazonマーケットプレイスでは、なんと6,000円なんて値段がついてる(上下で12,000円かよ)。


おいおい早川よ。
そりゃ、コアなSFファンにしか売れんだろうけど、イーガンを切らすのは、自分の首を絞めるようなもんでない?
アンタんトコが出してる『SFが読みたい! 2005年』でも、イーガンの本は一位になってる訳だし。

とほほ。
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February 14, 2005

GBrを通してご覧いただいてる皆さんはよくご存知でしようが、ぼせwebさんで、[同性が好きかもしれないキミへ]プロジェクトというのをやってまして、その第7回のテーマが、

  【ゲイ・レズビアンにおすすめの映画・小説・漫画etc】

とのことなので、これはトラバせずにはいられますまい(笑)

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February 12, 2005

さて、『ライトノベル☆めった斬り!』ですが。

ネット上の評判を見るに、こんなに賛否両論だとは思いませんでした。
なるほどねえ。

まっさきに目に付くのは上のリンク先にあるAmazonのレビューでしょうか。
もう三人とも斬りまくってますな(笑)
あと、こちら(翠風)なんかも凄い(「w」とかつけたら刺されそう)。

僕はとっくにおやぢのSFファンだから、マナ板に乗せられてる古い本も知ってるし、面白く読んだけど、いま、リアルタイムでラノベ読んでる若い子たちは、「何云ってんの、このオジサンたち?」てな感じなのかも。
で、勝手にラノベの出自が, SF、しかもワケわかんない『超革中』とかにされてるし、怒るのも仕方ないのかな。
こちら(自由からの遁走)では、そのことを、「ライトノベルの読者層が読んでる気がしないもの(超革中)から起源を語るのと、それがライトノベルの読者と離れたところで正しい言説になってしまいそうな気がしたので感情的に反発して見せたのですが」と冷静に語ってますが、いや、その感情は正しいと思うよ。

大森望は基本的に面白主義の人なので、ラノベというジャンルに対して思い入れががないのかもね。しかも戦略的に「すべての道はSFに通ず」と公言しまくっているので。
てか、もう一度まえがき読み返してみたら、『ライトノベル三十余年の歴史を語るにあたっては、なるべく公平な見方を心がけたつもりだが、著者はふたりともSFファン出身だし、おたく文化にどっぷり浸かっているとはいえ重度の活字中毒者なので、「ジャンル小説寄り」のバイアスがかかっている可能性は否定できない。というか、本書とはまったく別のライトノベル史観も当然存在するだろう』とか、『なんでこんなものが?」と目を疑う作品が入ってたり、往年の大ヒット作が落ちたりしてますが、まあそこは著者たちのライトノベル観の反映ということで』なんて書いてあるじゃん。

おまいら釣られ過ぎ。

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January 17, 2005

「Recomend」としてるところは、「AmazonWebサービス」というlivedoor標準のプラグインなんですが、画像ないものが多くて、ちと悲し。

おーいAmazonよ。bk1にはあるんだから、これぐらい揃えてくれよ。


わが名はコンラッド(ハヤカワ文庫 SF 178)
ロジャー・ゼラズニイ著・小尾 芙佐訳

出版社 早川書房
発売日 1981
価格  ¥ 651(¥ 620)
ISBN  4150101787

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1


てか、スタージョンが最近、再刊されまくってますが、関係者さま、今度はゼラズニイをおながいしますm( _ _ )m
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January 13, 2005

bk1のブリーダーになってみたので、testも兼ねてご紹介。


ブギーポップは笑わない(電撃文庫 0231)
上遠野浩平〔著〕

出版社 メディアワークス
発売日 2000.01
価格  ¥ 578(¥ 550)
ISBN  4840208042

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1



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November 23, 2004

ハウル観に行くつもりですが、どう考えても昼は満杯でしょうから、最終の回で行こうかと。

で、映画情報調べてたら、いまさらですが、この映画がメチャメチャ気になっちった。


Mr.インクレディブル (GAME CUBE)

※ 見てもらえばわかるとおり、これはGAME CUBEのパッケージですので、お間違えのないよう(使える画像がなかったんで苦肉の策)。

で、こちらが公式サイト

続きを読む
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Profile
daddyscar




紹介するほど
自己確立してないし
まあ、ただの日記なんだけど
それでだけ終わるのも
能がないっていうか
パラノ体質が許さないってか

で、一応ゲイなんですが
それに限らず色々書いてきます
でも、やっぱゲイであることから
離れることは出来ないかも



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