November 01, 2004

ついでに

『生首に聞いてみろ』に付則して、法月のこと少々。


法月を知ったのは、『頼子のために』が出版されたあとぐらいだったと思う。

元々が本格ミステリの良い読者でもないのに、僕は新本格のイナタい感じが好きじゃなくて(アンチに乗せられてたっす)、本格ファンの友人とあれやこれやと云い合ってましたあの当時。

最初は、2作目の『雪密室』を読みまして、これも相当イナタい作品だったですが、それでもどこか好きになってしまった。


たぶん、主人公とその父親の関係が。


このとき作者がどこまで意識していたか知らないけれど、シリーズ主人公である、この作者と同名の探偵には出生の秘密のようなものがありまして。
主人公の母親はもう死んでしまっているのですが、その死に秘密があるとされていて、そのことを知っているのは、もちろん父親だけなんです。


ただし、主人公は、その秘密に気づいて苦悩なんかしません。
沈鬱な物語のところどころで苦悩するのは、父親だけです。

僕は、そこだけを取り出して本格ミステリというより、家族小説のようにして読んでしまったんですね。
家族小説、というか、父性愛を描いた小説のように。


あとは、云わずもがな、ですね。


そのあと、このシリーズ主人公は、「悩める探偵」と呼ばれるんですが、それは自分の出生についてではなく、探偵である自分の在り方についてです(大牘兒屬力世髻△泙鵑淬呂任い辰討泙垢福法


でもそれって実は、僕にとっては、どこかすりかえられてしまったような気分なのですが。
daddyscar at 14:43   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(1)TrackBack(0)mystery  Edit

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ヨシ   November 02, 2004 12:29
返事どうもです。daddyscarさんは今ってどんな感じなんですか?あまりブログでは触れられていないようなのでぜひ教えてください!僕のほうはというと相変わらず上司のいいなりでもないけどまあそんな感じになりつつあるのでちょっと怖いです…。でも最近いいこともあったんです!今度話しますね!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Profile
daddyscar




紹介するほど
自己確立してないし
まあ、ただの日記なんだけど
それでだけ終わるのも
能がないっていうか
パラノ体質が許さないってか

で、一応ゲイなんですが
それに限らず色々書いてきます
でも、やっぱゲイであることから
離れることは出来ないかも



RSSを登録


Archives
Recommend

Mr.インクレディブル



Strangeways, Here We Come



伝奇集



ファントム・オブ・パラダイス



Watchmen



Mahler: Symphony No.9



デッドゾーン デラックス版



デビルマン (2)



The Stone Roses



IT〈1〉



Mixed Up



ブルーベルベット



半神



Slow Motion World of Snowpony



祈りの海



Loveless



ウィチャリー家の女



ティ-ンエイジャ-・オブ・ジ・イヤ-



戦闘妖精・雪風(改)



The Buried Life



密閉教室



Roxy Music



虚空の眼