November 15, 2005

Web2.0における[非モテ]

なんてタイトルをつける人がいそうだな、そろそろ。


ゲイから見た[モテ][非モテ]については、まだまだ語り足りないと思いつつ、どうも上手くまとまらないんですが。

でも、[非モテ]の威力は凄いね。
マイノリティ意識が抜けきらなくて、この記事に引用した個人サイトにはTBしなかったんですが、いつの間にやら、ブックマークされている。

はてなブックマーク - 1yard:神聖モテモテ王国
このエントリーをブックマークしているユーザー (5)
  • 2005年11月15日 rAdio 『どうしてゲイの世界はここまで好みが多様化したのだろうか…? 我々もそこから学ぶ事はできないものか。』
  • 2005年11月14日 REV 『[非モテ]』
  • 2005年11月14日 Leiermann 『[非モテ]ゲイの人の貴重なご意見。異性愛者というのは不幸なのだなと思ったというと余りに傲慢かも知れないが。』
  • 2005年11月14日 Masao_hate 『[非モテ]二丁目に捨てるゴミなしな話。ラブラブドッキュンさんも言ってたな。http://d.hatena.ne.jp/Maybe-na/20050723/1122134131』
  • 2005年11月12日 Skaarj 『[非モテ][ゲイ]』

「なんでここまで好みが多様化したのか?」なんてことの回答は、もちろん僕も持ち合わせていないのだけれど、この辺がキモなのかなあと思うのは、以前、ゲイと"萌え"という記事(のコメント欄)にも書いた通り、若専とフケ専は、同性愛者ということのみが共通項で、まったく別の人種ではないか、ということ。
印象論でしかないけれど、若専はヘテロの延長線上にあり、フケ専は父性愛から発しているように見える。
この記事のコメントで、kagamiさんという方が、
個人的には、バタイユの言った通り、強い禁止の侵犯が
同性愛の高い快楽ポテンシャルを生んでいるのかなと思うので、

とおっしゃっているのだけれど、その論を借りるならば、若専というのは、同性による"やおい"的幻想から端を発しているのではないかと(誤読ならぬ)誤想。

翻ってフケ専について述べると、卑近な例だけれど、僕自身は生粋のフケ専で、その原因は、やはり実父に対する幻滅だったとおも。
そこから「どこかしらに理想のお父さんがいるのではないか?」という幻想が生まれて…もちろん、それのみがゲイになったことの原因ではないけれど、発端、ということで云うなら、それもまた幻想でしかない。

ゲイがよく口にする「なんとか専」ってのが、「なんとか萌え」に云い換えられるってのは、単純な思いつきでしかなかったのだけれど、肉体から離脱したセクシャリティというのは、ゲイを理解する上で、キーポイントなのかも。


あ、なんか話がズレてしまいましたが。

ラブラブドキュンパックリコ>「見られる性」になるとは具体的にどういうことなのか
もしヘテロ(ノンケ)で「見られる性化」が起きたとしたら、それはつまり男性の「見られる性」化が進むということです。そしてそれには女性がもっと男性を見ることが条件であり、その過程で嗜好の細分化が起こる。

id:Masao_hateさんが挙げられているこの記事は(そりゃ現象面だけ見たら、「捨てるものナシ」なんだけど。トホホ…)、面白いとは思うけど、女性の「見る性」が進むことによって、嗜好の細分化が起こるというのは、前後逆ではないかと思います。
ゲイにとって、モテ記号の散乱は、最初からあったのではないかと。
上述の通り、若専とフケ専が、同じ先祖から進化してきたとは、決して思えないので。

また、女性自身の「見る性」化は、既に進行してるのじゃないかな。
それに対する男性側の反応が、「脱オタ」なんていう言葉なのでは?



おまけ。

話とあんまり関係がないのだけれど、ゲイ世界における人種を、マッピングしてみた。

map

なんか賛否両論ありそうですが(笑)
円の大きさが、人口を表している訳ではありませんので、ご注意を。
あと、フケ専ゆえ、若専周辺の動きは全然わからん。
誰か補完してくれい。
daddyscar at 14:15   このエントリーを含むはてなブックマーク   この記事をクリップ! Comments(0)TrackBack(0)one of those gay days |   and others Edit

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daddyscar




紹介するほど
自己確立してないし
まあ、ただの日記なんだけど
それでだけ終わるのも
能がないっていうか
パラノ体質が許さないってか

で、一応ゲイなんですが
それに限らず色々書いてきます
でも、やっぱゲイであることから
離れることは出来ないかも



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