July 05, 2005
Musical Baton Out Takes
時々来てくれるtoshiさんが、なんか面白いことやってて、ネタ振りしてくれたんで、性懲りもなくそれに乗ります(笑)
songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある曲)
(いつぞやのブクマの御仁のように、気の利いた一行コメントつけようと思ってたんですが、どうしても、あれやこれやと書き込んでしまつた…)
songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある曲)
(いつぞやのブクマの御仁のように、気の利いた一行コメントつけようと思ってたんですが、どうしても、あれやこれやと書き込んでしまつた…)
Re-Make/Re-Model / Roxy Music
この頃はまだ、ブライアン・イーノも、ラメ着て踊ってました(笑)
Nightporter / Japan
云わずもがな。
Death Disco / Public Image Limited
脱構築 なんて、もう死語なんだけど、もし、子供から「脱構築ってなーに? お父さん」って聞かれたら、これを聴かせればいいと思うよ。
Upside Down / The Jesus & Mary Chain
のちのハッピーヴァレー、というかシューゲイザー・ムーヴメントの、これが始まり。
JesusとCocteau Twinsがいなければ、マイブラもSlowdiveも存在しなかった。
80年代UKのポスト・ニューウェーヴ勢の中では、一番とびっきりの三分間のポップス。
Head On / The Pixies
「あの、めっちゃカッコいいJesusのシングルを、Pixeisがカヴァー? えーっ!?」と思ってたら、もっとカッコ良くなっちゃった。
Headache / Frank Black
で、そのPixiesのリーダーだったデブ(笑)の2ndソロ。
狂気のポップス。でも、泣ける。
Bela Lugosi's Dead / Bauhaus
空間を切り裂いていく、ダニエル・アッシュ独特のギターが大好き。
Leave Them All Behind / Ride
シューゲイザーの青臭さ(褒め言葉)を象徴するLike a Daydreamは名曲だと思うけど、僕が一番好きなのは、これ。
若さにまかせて勢いで作った赤、黄、ペンギンの初期シングル、そして1stから、いつの間にこんなに上手くなっちゃったの?、という驚き。
でも、その秀才くんっぽさが、このバンドの命を短くさしめたのかもしれないね。
Laze It Up / Swerve Driver
Creationから出てたから、シューゲイザー一派と一緒くたにされてたけど、実は再結成したThin Lizzyで、ボーカリストはフィル・リノットの生まれ変わり(嘘)
でも、ハードロックのニュアンスがあるのはホントで、それを証拠に、マイブラやRideやSlowdiveでは、あれだけいい仕事をしたアラン・モウルダーを2ndのプロデューサーとして迎えてるのに、1stのゴリゴリとしたカッコ良さがなくなって、なんかノッペラボウな感じになってしまった(音楽の世界では、1+1は2じゃないんだね)。
この曲は、Creationから出てたシングル"Sandblasted"(CRESCD 102)の最後に収められてた曲で、実は、このベスト版には収録されてない(そんなの挙げてスマヌ。でも、Swerveで、いま普通に手に入んの、このベストしかないんだよ)。
この頃は、Creationから出てるってだけで、どんなバンドでもかまわずレーベル買いしてたなー。
Spanish Air / Slowdive
で、Slowdiveは、そのアラン・モウルダーと組んだ傑作シングルMorningriseを挙げようかなあと思ったんだけど、やっぱこっち。
シューゲイザーというと、甘いメロディと激しいギターノイズが交差する、というイメージがあると思うんだけど、これは、ドローンコードのようにしてリヴァーブの海に響くギターと、まるで天の声のように遙か彼方から降りそそぐボーカルが、スローモーションで描く夢幻の世界。
バンドであるのに、ギター、ベース、ドラム、というようなロック・ミュージックの古典的フォーマットに囚われていない、という面では、実はマイブラのずっと先を行ってたんではないかなあ。
近年、Electronica方面からリスペクトされてるようだけど、それもむべなるかな。
The Harder They Come / Stevie Salas
ジョージ・クリントンが見い出したという、ギタリストの1st。
リズムはファンキーなんだけど、テクニックは現代的というか。タッピングもやるし、スティーヴ・スティーヴンス顔負けのレーザー光線ギターもかましちゃったり。
ギターも気持ちいいしカッコいいんだけど、この1stだけに参加してるドラマーが、タイトじゃないんだけど、すっげえ下世話なドラムで(笑)
Loose Fit / Happy Mondys
ど田舎の兄ちゃんたちが、ビールかっくらって、ドラッグキメまくって、踊りたいんだけど貧乏でステレオなんか持ってないから、自分たちでなんか演ってみたら、えらく気持ち良くて、全英を巻き込むムーヴメントにまでなってしまった、2回目の愛の夏。
私のすべて / Pizzicato Five
「わがままで、生意気で、いい加減。だけど私は愛されてる。それは私が可愛いから」というモテ資本主義の本質を、10年以上前に喝破した曲。
実は、のちにPizzicatoを脱退した高浪敬太郎とは、おんなじ中学ですた。
カメラ!カメラ!カメラ!(ギター・ポップ・ヴァージョン) / Flipper's Guitar
パーフリは、あえてこのマキシシングルを。
なんだかんだ云おうと、渋谷系なんて、まったく中身のない空虚なムーヴメントで、でも、そこが僕らには大切だったのです。
ポップスであることが。
変にエレポップな編曲のアルバム版より、このヴァージョンの方が好き。Pizzicatoの『東京は夜の7時』も、こっちをオススメしまつ。
Get It On(Bang a Gong) / T-Rex
僕の洋楽体験は、なぜかツルモトルーム時代のスターログから始まってて、これに一時期、菊池リカ(字忘れた。畑中佳樹の奥さん)が音楽コラムを書いてたんですが、そこで紹介されてて興味を持ったのが、T-Rexだったのです!(じゃーん)
ちょうど前回?のLive Aidの頃で、The Power Stationが、"Get It On"のカヴァーをやってたり。
でも、オリジナルの方が、圧倒的にカッコ良かったな。
HA!HA!HA! / ちわきまゆみ
で、そのコラムでマーク・ボランと対になるようにして紹介されてたのが、彼女。
いまはラルクのプロデューサーとして知られる、元Pinkのベーシスト、岡野ハジメのプロデュースで、めっちゃカッコいいロックアルバムを連発してた。
これは音楽活動を休止したあとにリリースされた編集盤なんだけど、僕が一番好きな3rdアルバムからは、この曲しか収録されていない。
ハードロックとファンクとグラムが絶妙に混ざり合ったキメラ。
Good Morning Satellite / Dead End
岡野ハジメプロデュースつながり。
ラウドネスによって産声を上げたジャパニーズメタルの、晩節に突如現れた仇花みたいなバンド。
イアン・ペイスとジョン・ボーナムがフュージョン!したようなドラマーと、ウリ・ジョン・ロートの左手(ネック側)と、U2のエッジの右手(ピック側)を持つギタリスト。
メジャー時代のアルバムが、全部切れてるのは悲しいっす。
I Am You / Salon Music
音楽で世界は変えられません。
この頃はまだ、ブライアン・イーノも、ラメ着て踊ってました(笑)
Nightporter / Japan
云わずもがな。
Death Disco / Public Image Limited
Upside Down / The Jesus & Mary Chain
のちのハッピーヴァレー、というかシューゲイザー・ムーヴメントの、これが始まり。
JesusとCocteau Twinsがいなければ、マイブラもSlowdiveも存在しなかった。
80年代UKのポスト・ニューウェーヴ勢の中では、一番とびっきりの三分間のポップス。
Head On / The Pixies
「あの、めっちゃカッコいいJesusのシングルを、Pixeisがカヴァー? えーっ!?」と思ってたら、もっとカッコ良くなっちゃった。
Headache / Frank Black
で、そのPixiesのリーダーだったデブ(笑)の2ndソロ。
狂気のポップス。でも、泣ける。
Bela Lugosi's Dead / Bauhaus
空間を切り裂いていく、ダニエル・アッシュ独特のギターが大好き。
Leave Them All Behind / Ride
シューゲイザーの青臭さ(褒め言葉)を象徴するLike a Daydreamは名曲だと思うけど、僕が一番好きなのは、これ。
若さにまかせて勢いで作った赤、黄、ペンギンの初期シングル、そして1stから、いつの間にこんなに上手くなっちゃったの?、という驚き。
でも、その秀才くんっぽさが、このバンドの命を短くさしめたのかもしれないね。
Laze It Up / Swerve Driver
Creationから出てたから、シューゲイザー一派と一緒くたにされてたけど、実は再結成したThin Lizzyで、ボーカリストはフィル・リノットの生まれ変わり(嘘)
でも、ハードロックのニュアンスがあるのはホントで、それを証拠に、マイブラやRideやSlowdiveでは、あれだけいい仕事をしたアラン・モウルダーを2ndのプロデューサーとして迎えてるのに、1stのゴリゴリとしたカッコ良さがなくなって、なんかノッペラボウな感じになってしまった(音楽の世界では、1+1は2じゃないんだね)。
この曲は、Creationから出てたシングル"Sandblasted"(CRESCD 102)の最後に収められてた曲で、実は、このベスト版には収録されてない(そんなの挙げてスマヌ。でも、Swerveで、いま普通に手に入んの、このベストしかないんだよ)。
この頃は、Creationから出てるってだけで、どんなバンドでもかまわずレーベル買いしてたなー。
Spanish Air / Slowdive
で、Slowdiveは、そのアラン・モウルダーと組んだ傑作シングルMorningriseを挙げようかなあと思ったんだけど、やっぱこっち。
シューゲイザーというと、甘いメロディと激しいギターノイズが交差する、というイメージがあると思うんだけど、これは、ドローンコードのようにしてリヴァーブの海に響くギターと、まるで天の声のように遙か彼方から降りそそぐボーカルが、スローモーションで描く夢幻の世界。
バンドであるのに、ギター、ベース、ドラム、というようなロック・ミュージックの古典的フォーマットに囚われていない、という面では、実はマイブラのずっと先を行ってたんではないかなあ。
近年、Electronica方面からリスペクトされてるようだけど、それもむべなるかな。
The Harder They Come / Stevie Salas
ジョージ・クリントンが見い出したという、ギタリストの1st。
リズムはファンキーなんだけど、テクニックは現代的というか。タッピングもやるし、スティーヴ・スティーヴンス顔負けのレーザー光線ギターもかましちゃったり。
ギターも気持ちいいしカッコいいんだけど、この1stだけに参加してるドラマーが、タイトじゃないんだけど、すっげえ下世話なドラムで(笑)
Loose Fit / Happy Mondys
ど田舎の兄ちゃんたちが、ビールかっくらって、ドラッグキメまくって、踊りたいんだけど貧乏でステレオなんか持ってないから、自分たちでなんか演ってみたら、えらく気持ち良くて、全英を巻き込むムーヴメントにまでなってしまった、2回目の愛の夏。
私のすべて / Pizzicato Five
「わがままで、生意気で、いい加減。だけど私は愛されてる。それは私が可愛いから」というモテ資本主義の本質を、10年以上前に喝破した曲。
実は、のちにPizzicatoを脱退した高浪敬太郎とは、おんなじ中学ですた。
カメラ!カメラ!カメラ!(ギター・ポップ・ヴァージョン) / Flipper's Guitar
パーフリは、あえてこのマキシシングルを。
なんだかんだ云おうと、渋谷系なんて、まったく中身のない空虚なムーヴメントで、でも、そこが僕らには大切だったのです。
ポップスであることが。
変にエレポップな編曲のアルバム版より、このヴァージョンの方が好き。Pizzicatoの『東京は夜の7時』も、こっちをオススメしまつ。
Get It On(Bang a Gong) / T-Rex
僕の洋楽体験は、なぜかツルモトルーム時代のスターログから始まってて、これに一時期、菊池リカ(字忘れた。畑中佳樹の奥さん)が音楽コラムを書いてたんですが、そこで紹介されてて興味を持ったのが、T-Rexだったのです!(じゃーん)
ちょうど前回?のLive Aidの頃で、The Power Stationが、"Get It On"のカヴァーをやってたり。
でも、オリジナルの方が、圧倒的にカッコ良かったな。
HA!HA!HA! / ちわきまゆみ
で、そのコラムでマーク・ボランと対になるようにして紹介されてたのが、彼女。
いまはラルクのプロデューサーとして知られる、元Pinkのベーシスト、岡野ハジメのプロデュースで、めっちゃカッコいいロックアルバムを連発してた。
これは音楽活動を休止したあとにリリースされた編集盤なんだけど、僕が一番好きな3rdアルバムからは、この曲しか収録されていない。
ハードロックとファンクとグラムが絶妙に混ざり合ったキメラ。
Good Morning Satellite / Dead End
岡野ハジメプロデュースつながり。
ラウドネスによって産声を上げたジャパニーズメタルの、晩節に突如現れた仇花みたいなバンド。
イアン・ペイスとジョン・ボーナムがフュージョン!したようなドラマーと、ウリ・ジョン・ロートの左手(ネック側)と、U2のエッジの右手(ピック側)を持つギタリスト。
メジャー時代のアルバムが、全部切れてるのは悲しいっす。
I Am You / Salon Music
音楽で世界は変えられません。
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この記事へのコメント
1. Posted by toshi July 05, 2005 22:27
daddyscarさん、乗っていただいてありがとうございました(笑)。
なんかもう、ツボをつきまくった選曲で、僕もなんだかにんまりしてしまいます。
正直、シューゲイザーって言葉はもっと後になって知るのですが、自分の聞いてたバンドのほとんどがそこにいたのにはもっとびっくり。
ちわきまゆみとsalon music。ちわきさんは正直僕は1stしか聞いてないんですが(恥)、昔のニューウエイヴ臭がんがんのときが一番好きでした。その後チャラとかと一緒に「mean machine」とかやってるの観たときにはほんとうれしかったですけどね。
でも、DEAD ENDまで聴いてるとは、、、
あ、文章が長くなるのでひとまずこのへんで。
興味深いouttakes 、ありがとうございました。
なんかもう、ツボをつきまくった選曲で、僕もなんだかにんまりしてしまいます。
正直、シューゲイザーって言葉はもっと後になって知るのですが、自分の聞いてたバンドのほとんどがそこにいたのにはもっとびっくり。
ちわきまゆみとsalon music。ちわきさんは正直僕は1stしか聞いてないんですが(恥)、昔のニューウエイヴ臭がんがんのときが一番好きでした。その後チャラとかと一緒に「mean machine」とかやってるの観たときにはほんとうれしかったですけどね。
でも、DEAD ENDまで聴いてるとは、、、
あ、文章が長くなるのでひとまずこのへんで。
興味深いouttakes 、ありがとうございました。
2. Posted by ponpoko July 06, 2005 00:43
T-Rex、いいっすねぇ!!
マーク・ボランほどの天才ってなかなかいないですよね。
「20TH century boy」「rade a white swan」・・・
名曲揃いっすよね。
マーク・ボランほどの天才ってなかなかいないですよね。
「20TH century boy」「rade a white swan」・・・
名曲揃いっすよね。
3. Posted by daddyscar July 07, 2005 15:30
ご返事遅くなりました。またもや連日遅くまで飲んでおります…
>toshiさま。
もう、ちわき大好きです!
あんなにカッコいい女性ロッカーはいないと思う。
で、ちわき〜岡野ハジメ〜Salonという感じで、その周辺はよく聴いてましたねー。アルファのZAZAレーベルなんかもレーベル買いしてました。ホッピーと下山淳のRAELとか。
Dead Endも大好きですよ。
何回か記事でも書いてますが、ドラムのカッコいい、あるいは気持ちいいバンドがやっぱ好きで、Dead Endの湊雅史は、日本で一番カッコいいロックドラムを叩くと思います。テクニカルだしタイトだし。
ちなみに彼は、ちわきの4枚目にも全編参加してますよ。
>toshiさま。
もう、ちわき大好きです!
あんなにカッコいい女性ロッカーはいないと思う。
で、ちわき〜岡野ハジメ〜Salonという感じで、その周辺はよく聴いてましたねー。アルファのZAZAレーベルなんかもレーベル買いしてました。ホッピーと下山淳のRAELとか。
Dead Endも大好きですよ。
何回か記事でも書いてますが、ドラムのカッコいい、あるいは気持ちいいバンドがやっぱ好きで、Dead Endの湊雅史は、日本で一番カッコいいロックドラムを叩くと思います。テクニカルだしタイトだし。
ちなみに彼は、ちわきの4枚目にも全編参加してますよ。
4. Posted by daddyscar July 07, 2005 15:38
>ponpokoさま。
おお、同志よ(笑)
いやあT-Rexカッコいいっすよね。
マーク・ボランが、稀にみる天才だというのは禿同です。
『電気の武者』と『スライダー』は、もうホント聴きまくりました。
なんだかんだ云って、僕のロック感の根底には、T-Rexみたいな、華麗でアダっぽいポップス(褒め言葉)が根付いているなー、とか思いますね。
おお、同志よ(笑)
いやあT-Rexカッコいいっすよね。
マーク・ボランが、稀にみる天才だというのは禿同です。
『電気の武者』と『スライダー』は、もうホント聴きまくりました。
なんだかんだ云って、僕のロック感の根底には、T-Rexみたいな、華麗でアダっぽいポップス(褒め言葉)が根付いているなー、とか思いますね。